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腐女子に付き、予告なくナチュラルにホモ語り入ります。閲覧の際はお覚悟ください。
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※この記事は後日作成していますが、当日の日付で投稿しています。
南総旅レポ記事一覧
  1. 南総里見八犬伝めぐり(1) 前置き
  2. 南総里見八犬伝めぐり(2) 道の駅 富楽里とみやま
  3. 南総里見八犬伝めぐり(3) 南房総市・JR岩井駅
  4. 南総里見八犬伝めぐり(4) 南房総市・伏姫籠穴 ←今ここ
  5. 南総里見八犬伝めぐり(5) 南房総市・県道258号線
  6. 南総里見八犬伝めぐり(6) 南房総市・犬掛地区・八房と狸の像
  7. 南総里見八犬伝めぐり(7) 南房総市・滝田城址
  8. 南総里見八犬伝めぐり(8) 南房総市・道の駅三芳村 鄙の里
  9. 南総里見八犬伝めぐり(9) 館山市・館山城
  10. 南総里見八犬伝めぐり(10) 館山市・館山城内部
  11. 南総里見八犬伝めぐり(11) 館山市・館山城南麓・八遺臣の墓
  12. 南総里見八犬伝めぐり(12) 館山市・館山城里見茶屋



AM9:56 南房総市・富山・伏姫籠穴


次なる目的地は岩井駅から見上げた富山の中にある「伏姫籠穴」です。

岩井駅から県道258号線に左折して、そのままずーーーっと道なりに進んでいく。と、左手に「伏姫籠穴」と書かれた看板が見えるので、その看板を左折。
ところが案内板はそれを最後にその先出てこないんだな、これが。
258号沿いの案内板に従って左折すると、直進したところにあるのは中学校。
せめて中学校の前に[伏姫籠穴→]とか書いてくれればいいのにナッシング。
この辺はこういう不親切なところが本当に多かったです。
後述しますが犬掛古戦場もそう。
徒歩でのハイキングにはいいのかもしれないけど、車での観光客への配慮は皆無に近いです。
ちなみにもちろんカーナビにも登録されていないので、手持ちの地図と事前情報のみが頼り。
とりあえず、中学校に入るルートのわけはないだろうから、と中学校の校門前を右折。
ところがここから道が明らかに山道になる。ぶっちゃけ悪路。断崖絶壁。
「マジでこの道で合ってるのか!?」と何度も絶叫する旦那様。
「合っています。ソースはネット」と情弱のような事をごもごも呟く私。あまりの山道にちょっと自信なくす。いやでも車でいけるはず。だって手前に車停めるとこも何にもなかったし。伏姫籠穴はここから車を降りて徒歩で行けとかもどこにも書いてなかったし。まァ案内そのものが258号線沿いのしかなかったけど!
中学校前を右折した後は、どこにも逃げ道のない一本道。間違うはずはない。絶対あってる。でも道はあまりにも細くてくねくねの車が通るためとは思えないような山道。もし対向車が来ても100%すれ違えない。つか崖から落ちそうで怖い。
でも、もしかしたら間違えたかも、なんてテンパってる旦那に言ったら、たぶん旦那はその瞬間に発狂するに違いない。だって旦那様は既に涙目。内心ガクブルしながら自信満々の顔で「合ってます。車でいけます。ネットで見たし」を繰り返す私。
そんながたぼこ道を走っていくと、急に開けたところに出ました。よかった。ついた。まじよかった。ほんとよかった。ちびるかと思った。


まず「伏姫籠穴」と書かれた山門があって、その前が駐車スペース。


山門の横には伏姫籠穴についての説明板とトイレと登山者用の杖が置いてあります。
 
見ればその右手奥から富山のハイキングの登山コースが続いています。
が、我々の目当ては登山ではなく伏姫籠穴なので、素直に山門をくぐります。
 
で、この伏姫籠穴。何かというと、南総里見八犬伝の物語序盤で伏姫と八房が篭った、まさにその洞窟、なのです。まじでか。フィクションなのに。
しかも、人工的にあけた洞窟ではなくて、八犬伝刊行当時から開いていた穴なんだそうで、当時既に現代と同じく聖地巡礼に訪れていた江戸時代のファンによって発見され、「伏姫籠穴」と呼ばれていたのだとか。すげぇな、江戸時代の馬琴オタ。ぱねぇっす。さすが源氏物語から一千年以上脈々と受け継がれてきたオタ民族日本人。
ちなみに馬琴先生、八犬伝執筆に当たって房総半島ロケハンなどは一切してないらしいです。なのに情景にマッチした洞窟が存在しちゃう。すごすぎ。

洞窟の歴史は古くとも、この山門はどうも比較的最近に建てられた物らしく、看板も新しい感じで綺麗。
その山門をくぐってすぐ右手に「犬塚」なるものがありました。
 
なんと、八房が葬られた場所だそうで。まじでか!架空の犬なのに墓があるのか!作りこみパネェ!

犬塚の周りは水仙が満開で、梅も咲き始めていました。
とにかく綺麗な山だなぁという印象。
町の人達が大切にしているお山なのだという感じ。本当に綺麗なお山。
なるほど、この花々を愛でながらハイキング登山するのはなかなか楽しそう。・・・と、呑気に思っていられたのは実はここまででした。

登山コースではないからといって登らないというわけではないのだ。当たり前だが。だって山だもの。みつを。
山門をくぐってからひたすらひたすら登る。

余談ですが、千葉県には厳密に言うと山はありません。
ブリタニカ百科事典によると、「山」と呼べるのは相対的に2,000フィートの高さを持つものなんだそうです。
2,000フィートとは、610mです。
でも、千葉県最高峰である愛宕山(あたごやま/南房総市)は、標高408.2mしかありません。
ゆえに千葉には山はない!

ちなみに東京スカイツリーの第2展望台「天望回廊」は、450mの高さにあります。
つまり、千葉県の大地をどれだけ頑張って登っても、第2展望台に行き着くことはできないんです。

で、まあ、そんな千葉県の事を、実はあたくし、常々おおっぴらに小馬鹿にしてきました。
何故ならあたくしは前述もしましたが、宮城県仙台市の出身。生まれも育ちも宮城県仙台市。
宮城県といえば、そう、宮城が誇る蔵王山!標高1,825m!
そんなお山に子供の頃から慣れ親しんできたあたくしには、千葉県の山など山にあらず!むしろ丘!千葉の山の全ては丘!!!(実際、正式名称として、房総半島の山々は「房総丘陵」という名前が付いているので、悪口でもなんでもなく千葉の山の全ては丘なのだけどね。)
悔しかったらスカイツリーよりも高くなってごらんなさい!

そいでもって、この富山というお山も、標高は349mしかありません。

ほーほほほほほ、349m!349mですって!?
丘ですわね、丘!
こんな丘、ひょいですわよ、ひょい!ほーほほほほほほほほ


で、まぁ、10分もしないでこの有様ですわ。
 
すみません。中央のこの太ましい物体があたくしです。熊とかではありません。

ひたすら続くのぼり道にへこたれるあたくし。
お、おかしいな・・・。ひょいだったはず・・・。こんな山、丘も同然だったはず・・・。

へこたれるあたくしを見捨てて、息子と娘はとっとと上まで登っていってしまう。
なんて薄情な子供達・・・!ああ、でもいとしのダーリンは待っててくれてるわ。やっぱり愛で結ばれているのね。
と、うっかりほだされかけた私の目に飛び込んできたものは、ニヤニヤしながらへこたれる私を撮影する夫の姿。殺意が湧く。


殺意に突き動かされながらしばらく登ると、八角形の舞台が現れます。
 
八角形の角には天辺に珠を乗せた八本の柱。それぞれに八犬士の名前が書いてある。
娘、自分のお気に入り犬士を探してはしゃぐ。

ここで簡単に八犬士の紹介。
  • 「孝」- 犬塚信乃
    前半の主人公。イケメン。たぶん一番人気。幼少期に女装させられていたが似合ってなかったのでいじめられていた。装備・村雨丸
  • 「義」- 犬川荘助
    苦労人。信乃の世話役で、後に信乃と義兄弟の契りを結ぶ。従者属性。荘助×信乃は最王道カプ。
  • 「忠」- 犬山道節
    信乃の元カノの異母兄。序盤で信乃のライバルのように登場するが後半に行くにつれて尻すぼみになる。トラブルメーカー。いろいろ企むがほぼ報われない。
  • 「信」- 犬飼現八
    小文吾の乳兄弟。養父は信乃のご近所さん。影薄い。でも戦闘力高い。
  • 「悌」-犬田小文吾
    現八と乳兄弟で、親兵衛の叔父。毛野にプロポーズされた純情巨漢。毛野が男だと気づかずに承諾している。女運悪い。
  • 「仁」ー 犬江親兵衛
    後半の主人公。チートキャラ。ホモにセクハラされる。あだ名は大八だが名前の由来は現代だと放送コードに引っかかるので大人の事情でなかったことにされている模様。
  • 「智」- 犬坂毛野
    男の娘。超美女。しかも超頭いい。超策士。小文吾大好き。道節と違って企みはほぼ成就させている。私と娘の超ご贔屓キャラ。小文吾×毛野おいしいです。hshs
  • 「礼」ー 犬村大角
    ヤンデレ。唯一の妻帯者だったがヤンデレすぎて妻を死なせる。インテリ。
八角舞台を通ると、ついに「伏姫籠穴」にたどり着く。

八角舞台から伏姫籠穴を見上げた画像。

おおおお。
伏姫奪回を試みて富山に入った伏姫の元彼wはこんな風に籠穴を見上げたんだろうか…とか、一瞬感無量になりかけたけど、よく考えたら、元彼と伏姫の再会は籠穴じゃなく、川だったよな。確か。ねぇな、川。
入水しようとした伏姫と八房を見つけて、八房だけを射殺しようとして伏姫も撃っちゃうんだよな。保有スキル・ドジッ子ですね。
んで、やらかしたー!俺も死のう!って入水しようとするんですよ。元彼は。
ちなみに厳密にいうと元彼じゃなくて、元婚約者なんだけどね。
里見パパ実が元々伏姫たんを嫁がせようとしていたのは、犬じゃなくてちゃんと人間だったのだ。
それをいらんこと言うからこんなことになるのだ。
つくづくお口チャックなタイプのパパである。
それにしても川がない。崖はあったけどあの下は川だったのかな。あそこから落ちたら入水とかいう次元じゃなく滑落死だと思うけど。


伏姫籠穴への入口。
日によってこのゲートが閉まってて登れなくなってる事もあるらしいのですが、今日は開いててラッキー♪


伏姫籠穴への階段はむちゃくちゃ狭い。
娘はママの体は挟まって通れないんじゃないかと大変心配してくださいました。
ちくしょう!通れるよ!かろうじて!


登りきると小さな洞窟。
あれ?こんなに小さいの?と思いきや、実は入口は狭いが、中がぐっと広くなっている。

洞窟の中は白い玉砂利が敷いてあって、真ん中に白い珠が納められていた。
伏姫の御神体ちっくな感じ?
が、せっかくの白い珠なのに、なんかちょっと汚れてて残念。もう少し綺麗にしようよ。
ペットボトルのお茶とか備えてあったけど、それもなんかちょっとね。ゴミ捨てたっぽくも見えてしまう。残念。
つかさ、ここに、簡易にお社みたいな風体をこしらえるといいのではないの?
確か、原作では富山山中に伏姫神社を建立したことになったはず。それに倣って祠とかなんとかつくってお神酒上げとくだけでもそれっぽいロケーションになりませんか?そういうのはお嫌いですか?南房総市さん。
あ、それとも山頂に既に神社が立ててあるのかな・・・


更に奥を覗くと、黒地に白字で仁義八行の文字が刻まれている八犬士の玉が転がっている。
息子と娘は興奮していたが、やっぱりなんか残念。
もうちょっとなんとかならんかったものか。
置き方とかとにかく雑。
珠の質感もなんか惜しい。
八犬士の珠もその前に置かれた白い珠もなんかちょっと惜しい。
そもそも珠でかい。でかすぎ。
観光客向けに見やすくとの配慮だろうが、でかいって。
元々が数珠の珠だったようにはとても見えないし、これを握って生まれたり傷口から出てきたりするのは無理な大きさ。
いやいや、きっと、なんか、富山の霊的な力で巨大化したんだ。きっとそうだ。そういうことにしておこう。

籠穴からみおろした八角舞台。



この富山は、前述もしたが、南総里見八犬伝の中では「聖地」として登場する。
序盤は伏姫と八房がこの山に籠もり、そして共にこの山で命を落とし、中盤では神隠しに逢った八犬士の最年少・犬江親兵衛が実はこの山で神格化した伏姫神に育てられ、大団円では年老いた八犬士たちがこの山にこもって仙人となり、物語は終焉を迎える。
実際、登山コースを登っていくと、山頂に「八犬士終焉の地」の標柱があるらしい。
…私たちは主に体力的な問題で行きませんでしたが。
や、子供達の体力は有り余っていましたが、私のね、HPは限りなく0に近かった。この時点で既にww まだまだ序盤戦だというのにwwww

体力に自身のある方はぜひ山頂までトレッキングしてみてください。
あ、その際は、くれぐれもちゃんとそれなりの装備をしてください。丘とか何とか言いたい放題言いましたが、それでも山道ですので。ヒールとか言語道断よ!夏はやぶ蚊と蛇にも注意よ!
山頂には展望台とかもあるらしいです。
伏姫籠穴だけを見ても、綺麗なお山だなという印象だったので、きっと山頂も綺麗だと思います。
綺麗でこじんまりした可愛らしいお山。姫君が住むに値した山という感じでした。

さて、伏姫籠穴を堪能したら、次なる目的地へ。
あ、復路はさすがに心に余裕もあったので、道端の花なども楽しめました。水仙が咲き乱れていました。でもやっぱり断崖は怖かったです。
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※この記事は後日作成していますが、当日の日付で投稿しています。
南総旅レポ記事一覧
  1. 南総里見八犬伝めぐり(1) 前置き
  2. 南総里見八犬伝めぐり(2) 道の駅 富楽里とみやま
  3. 南総里見八犬伝めぐり(3) 南房総市・JR岩井駅 ←今ここ
  4. 南総里見八犬伝めぐり(4) 南房総市・伏姫籠穴
  5. 南総里見八犬伝めぐり(5) 南房総市・県道258号線
  6. 南総里見八犬伝めぐり(6) 南房総市・犬掛地区・八房と狸の像
  7. 南総里見八犬伝めぐり(7) 南房総市・滝田城址
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  9. 南総里見八犬伝めぐり(9) 館山市・館山城
  10. 南総里見八犬伝めぐり(10) 館山市・館山城内部
  11. 南総里見八犬伝めぐり(11) 館山市・館山城南麓・八遺臣の墓
  12. 南総里見八犬伝めぐり(12) 館山市・館山城里見茶屋



AM9:30 南房総市・JR岩井駅。

「道の駅 富楽里とみやま」を出て、県道184号線からちょい戻る感じで、県道89号線経由で国道127号線「内房なぎさライン」へ。
そこを南下してJR岩井駅へ。
八犬伝めぐりをするならまずここに立ち寄るが良い。と教えてくれたのはネットでしたよ、と。

だーかーらーさー。そういうことも「道の駅 富楽里とみやま」で教えてくれたらいいんじゃないのかと思うんですけど。
「道の駅 富楽里とみやま」に八犬伝ドライビングマップみたいなの無料配布しとくとかさあ。
要所要所でスタンプラリーするとかさあ。
「道の駅 富楽里とみやま」からだと、人間心理としては目の前の184号をまっすぐ南下しちゃうわよ。JK。127号なんか行かないわよ。
だって平行してる道路だもん。184から127ってちょっとめんどいもん。
しかもこの岩井駅ってのもね、ちっちゃいこじんまりした駅なの。
ふつーに車乗ってたら前をスルーして通っちゃうような小ささなの。
おまけに127号沿いにないの。交差点からちょっと中に入るの。
ここが八犬伝めぐりに欠かせないところだなんて、ネットで見なきゃ知らなかったわよ。しかも公式ページで知ったんじゃないのよ。個人の方のブログよ?
もっとアピールしていこうよ!岩井駅!!!


で、岩井駅。
旧・富山町は水仙一押しの町らしく、駅舎は小さいのに、入口にどーーーんとでかい水仙のモニュメントが!!!
 
左右にあって豪華にお出迎え。
これはイイwwwお花好きの娘のテンションもだだのぼり。つかマジでけぇ。

ここに来たらまず、何をすべきかというと、まず駅舎を見る。
建物を見るんじゃなく、その向こうの山を見る。
「道の駅 富楽里とみやま」からももちろん見えたんだけど、改めて見る。
この山こそが、南総里見八犬伝の物語の序盤に伏姫が八房と篭って暮らし、中盤で大八こと親兵衛が育てられ、終盤には年老いた八犬士が終焉を迎えたという、作中では聖地とされている、あの!富山そのものなのです。
あああ、感慨深いねぇぇぇぇ。

天気が好かったのでお山綺麗でした。

ちなみに、山の名前は「富山」と書いて「とみさん」と読む。
旧・町名は「富山」と書いて「とみやま」と読む。
八犬伝作中では「富山」と書いて「とやま」と読む。
統一しろww

さて、ひとしきりお山に思いをはせて気が済んだら、岩井駅の中のウォーキングセンターへ。
ウォーキングの名の通り、ここでは八犬伝にゆかりのあるハイキングコースの地図がもらえます。
残念なことにウォーキングのみであり、車でのドライビングコースではない。ウォーキングセンターだから!しかたないのかもしんないけど!
ウォーキング用の地図は非常にざっくりとしていて、のちのち私と旦那を苦しめることになる。
ドライブ用のマップを作っていただけるととてもありがたいです。岩井駅さん!!! ウォーキングだけでなくドライビングもセンターして。お願い。

 
ウォーキングセンターにあった、なんか…兵馬俑のような八犬士。微妙。


伏姫らしき顔出しパネルもありました。もちろん娘が顔を出してお写真撮りました。

岩井駅ウォーキングセンターでハイキングマップをもらったら、すぐに車に乗り込んで岩井駅を後に…は、してしまわずに、そのまま岩井駅のすぐ隣の伏姫公園に行ってみる。
ここには伏姫と八房の石像がある。これもネットで教えてもらった。教えてもらわなきゃスルーだよね。
だからそういうとこもこう、岩井駅でさあ、この隣の公園は伏姫公園ですよとかどっかに書いとくとかさああああーーーー。もおおおおーーーー。

 
気を取り直して伏姫。なかなか美人。
八房もケモ可愛い。
伏姫の組んだ手の中に、誰かが花びらを摘んで入れていて、それを見た娘、俄然張り切って近くの雑草のお花摘み。
一生懸命花を摘んでは伏姫に持たせていました。
ふっ・・・。親ばか的に娘おいしいです。もぐもぐ。

娘の気が済んだあたりでようやっと岩井駅を後にする。
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  1. 南総里見八犬伝めぐり(1) 前置き
  2. 南総里見八犬伝めぐり(2) 道の駅 富楽里とみやま ←今ここ
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  11. 南総里見八犬伝めぐり(11) 館山市・館山城南麓・八遺臣の墓
  12. 南総里見八犬伝めぐり(12) 館山市・館山城里見茶屋


まずは何はともあれ、朝は早起き。
館山自動車道をつるっと南下。
晴天で大変よろしい。

鋸南富山ICで降り、旧・富山町へ。
途中、ハイウェイオアシスにもなっている「道の駅 富楽里とみやま」に立ち寄る。

で、ここが最初のがっかりポイント1。

実はこの、現在は合併して南房総市となっている、旧・富山町というところは、里見八犬伝めぐりをするつもりなら、必ず!絶対!どうしても!一番最初に訪れなければならないところです。

なぜならば、南総里見八犬伝という物語の序盤の要となるところだから!

町名の「富山」とは、町の中心部に位置する山の名前から来ているんだけれども、この山こそが!
南総里見八犬伝を構成する全てのパーツといっても過言ではない!まぢで。

詳しくはおいおい説明していきますが、とにかくこの富山を語らずして南総里見八犬伝は語れない。そんなお山がある町、富山町(現・南房総市)。

そしてこの富山町に入るためには必ず通る道の駅、「富楽里とみやま」。
「道の駅」を名乗っていますが、実はここはハイウェイオアシス、つまり、館山自動車道のSAと一般道の道の駅を兼ねている。
つまり、上から行っても下から行っても、必ずこの場所は通る。

つまり!
つまりですよ!

里見八犬伝の旅はこの「道の駅 富楽里とみやま」から始まるといっていい!

肝心要の場所!
この燃え滾った馬琴熱を最初に叩きつけるのにまさにふさわしい場所!!!


・・・・・だというのに。


だというのに、だ。



・・・・・・・・。
まぁまぁまぁまぁ。まず。とりあえず。
何はともあれ入ってみましょうや。

すると、入ってすぐの軽食系のお店に、「伏姫さんが焼き」というメニューがある。
あ、「伏姫さん が 焼き」ではないです。「伏姫 さんが焼き」
おおおおお、こんなところに伏姫の名が!!
普通のさんが焼きとどう違うのかいまいち良くわからないけど、千葉県民のソウルフードさんが焼き!うまし!ご飯欲しい!
更に奥に進むとガラスケースに入った八房の像!でかい!牛柄!たぬママ可愛い!


        以上!!





・・・・・・・・・・・・・え?


まさしく「え?」なんである。
つまり、ここ、「道の駅 富楽里とみやま」での八犬伝ものは、この二つしかないんである。
(2014年追記:現在は伏姫バーガーなるものもあるらしいが未確認。)


えーと、あのー、あのね。
ちょっと横道それるんですが、私、宮城県は仙台市の出身でございましてね。
今、千葉嫁なんですけども、盆暮れは仙台に里帰りするわけなんですよ。
荷物も多いので毎回、車で帰るわけなんですが、千葉から仙台に帰るとなると、当然、首都高から東北自動車道に乗るわけなんですよ。
子供連れなのでトイレ休憩とかもあってSAは各駅停車するわけなんですよ。
そうすると当然売店とかも行くわけなんですよ。
毎年毎年東北自動車道の各SAを見てるのでね、うん。ちょっとね、毒されすぎてたかもしんない、私。
東北自動車道の凄まじい各種キャラグッズ展開が当たり前だと思っちゃいけなかったのかもしんない。
うん。きっとそう。そうね。

ちょっとそんな私の目には、ここのあっさり感はあまりにもあっさりしすぎていました。

もうちょっとね。
なんかあるかと思ったの。主にグッズ的な意味で。

だって、八犬伝っておいしいモチーフいっぱいなのよ?

まず、伏姫でしょ。お姫様。ちょう美人のお姫様。
そんでそのペットの犬の八房。もふもふケモケモ。
それだけでも山ほどグッズ考え付くよね。
ぶっちゃけ、そこいらの適当な犬のぬいぐるみに「八房」って名前つけて売ったってありだよね。
実は千葉にはちば犬というマスコットぬいぐるみがあるんだけど、こいつみたいな八房ぬいぐるみ作ったらきっとバカ売れよ? 更にお姫様ぬいぐるみもセットにしたら超売れ売れよ?
何故作らない南房総!!!
伏姫と八房をペアにしたキーホルダーとかストラップとか根付とかあほほど思いつくよね。
かわいいゆるキャラ系で売るのもありだし、萌えキャラかするのもありだし、浮世絵調だってぜんぜんありだよね。

あと八犬士。
すごいよ八犬士。8人も美形揃ってる。
正統派イケメンに従者系にちょい悪にヤンデレに男の娘に無骨系に朴訥系に天然無邪気天才系、なんでも揃ってる。
どことってもおいしい。どこカップリングしてもおいしい。八人勢ぞろいしても更においしい。
私の御贔屓は、断然、小文吾×毛野です。
一人ずつキャラ化してバラ売りストラップにしてもいいし、実はそのストラップにはクリップがついてて8人集めると全員繋がるようになってるとかでもおいしいし、何より玉!玉ですよ玉!
仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌をそれぞれ掘り込んだ玉をつなげた数珠ブレスレットつくってもいいし、ちっちゃく作ってストラップにしてもいいし、根付にしてもいいし、ボールペンにしてもいいと思う。
ドラゴンボールのがちゃがちゃをぱくって透明スーパーボールに文字入れてがちゃがちゃにしてもいい!
伏姫ハンカチ、とか、靴下、とか、あとあと御当地キティちゃんとのコラボは?


も、ほんっと東北自動車道と比べるのよくないのかもしんないけど、東北自動車道のSAなんて、壁面全部御当地キャラグッズですよ?
仙台エリアなんて入ったら、伊達政宗だらけよ?
何人の伊達政宗がいるでしょう、くらいの勢いよ?
壁面全部政宗よ?(あと楽天イーグルス)
仙台、政宗でどんだけ稼ぐの?ってなありさまよ?

南房総もそのくらい八犬伝ではっちゃけてもよくねぇ?
なのにこの寂しさは何?
それ系グッズはなんっっっっにもない。
少なくとも私が見た限りでは一切合切さっぱりきっぱりなかった。皆無。

もうがっかり感満載。

でもでもまだ序盤だし、これから色々行くんだし、そこで何かあるに違いない!と無理やり自分を鼓舞させる私。
だってまだ朝だったし。
娘はテラテラしてるし。
(2014年追記:伏姫キティちゃんは存在しているようです。このブログを書いた当時あったのかどうかはわかりません。私は見つけられませんでした。)
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  1. 南総里見八犬伝めぐり(1) 前置き ←今ここ
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  11. 南総里見八犬伝めぐり(11) 館山市・館山城南麓・八遺臣の墓
  12. 南総里見八犬伝めぐり(12) 館山市・館山城里見茶屋


本日、娘の10歳のお誕生日。
うちの娘さん、最近、里見八犬伝にはまっていらっしゃる。
なので、お誕生日に八犬伝ゆかりの地めぐりをプレゼントすることにしました。


実は以前にも一度、八犬伝に触れたくて館山市に行ったことがあったんだけど、その時は割りと行き当たりばったりに行ったせいで、いろいろ不首尾もあったりしたので、今回は事前にばっちり下調べもしました。

ママ超頑張った!
疲れた!
でも予習のおかげで満足度高し!
しかしなんというか、言いたいことも色々あった!
主に安房地域そのものに!
もうちょっとやる気出せよ的な!


とりあえず、旅レポの前に、今回のドライブのきっかけになった「里見八犬伝」という作品の解説をさせてください。長いです。


正しくは「南総里見八犬伝」。
江戸時代後期に、曲亭馬琴(きょくていばきん)/滝沢馬琴(たきざわばきん)という人が書いた、大大大大長編読本です。

「滝沢馬琴」という筆名の方が有名だけれど、作者の正しい筆名は「曲亭馬琴」。
滝沢馬琴、なんて、馬琴さん本人が名乗ったことはただの一度もありはしません。
この結滞極まりない「滝沢馬琴」という表記は、本名の「滝沢」に筆名の「馬琴」をくっつけたものと思われるが、これは明治時代以降に滝沢馬琴名義で著作が刊行されてから流布した表記だそうです。
何故、そんな筆名をこしらえてしまったかは謎。

とはいえ、馬琴という人は、wikipedia先生で調べただけでも、武家に生まれ、幼名を「春蔵」のち「倉蔵」といい、元服後は「左七郎興邦(さしちろうおきくに)」と名乗り、その後、武士としての名を捨てて通称を「瑣吉(さきち)」、諱を「解(とく)」に改めていて、婿入りしたら「清右衛門」を名乗り、隠居したら「蓑笠漁隠(さりつぎょいん)」と称するようになり、他にも「著作堂主人(ちょさくどうしゅじん)」やら「笠翁(りつおう)」やら、「篁民(こうみん)」やら、「飯台陳人(はんだいちんじん)」やら、「玄同(げんどう)」やらと山ほど号していたので、一個くらい別名が増えてもきっと気にしない。かもしれない。

が、私個人としては、本人がちゃんとつけた筆名があるのに、他人が勝手に違う名前にこしらえた、というのが、なんともお尻がもじょもじょする…はっきりぶっちゃけちゃうと胸糞悪い、ので、「曲亭馬琴」と正しい筆名を表記したいと思っています。
※「松田聖子(本名:蒲池法子)さんが松田聖子という芸名で芸能活動をしていたのに、死後20年以上たって、何故か勝手に“蒲池聖子”という名前でCDが発売された、みたいな感じ」と説明されているサイトさんがいらしたが、実に秀逸な例えかと。
さて、その曲亭馬琴は、原稿料のみで生計を営むことのできた日本で最初の著述家である。と、wikipediaにあります。
つまり、死後数年を経て評価された、とかそういう系の作家ではなく、刊行当時に既に超売れっ子のベストセラー作家。
八犬伝だって刊行時のあおり文句は「あの曲亭馬琴の最新作!南総里見八犬伝!」てなもん。


その「南総里見八犬伝」のすっごく雑なあらすじは以下の通り。
  • 時は室町時代後期。
  • 里見パパ実が、悪い殿様1を倒してその嫁の玉梓も捕まえる。
  • 玉梓「死にたくない。殺さないで」
    里見パパ実「いいよー」→「やっぱ気が変わった。斬首」
    玉梓「絶対許さない。里見家を超超超呪ってやる」
  • それから16年後、別の悪い殿様2が攻め込んでくる。超負けそう。
  • 里見パパ実「おいポチ、敵の首を取ってきたらうちの可愛いむちゅめたんを嫁にやるよー。なんちって」
    →ポチ、マジで敵の首とって来た。
  • 里見パパ実「何であんな約束したんだろ。可愛い可愛いむちゅめの伏姫たんを犬の嫁とかやだお」
    伏姫たん「父ちゃん、そのいっぺん約束したこと後からなしにする癖直せよ。娘のあちしが落とし前つけて犬の嫁になるよ」
  • 伏姫たん、ポチこと八房と富山の洞窟にこもる。
  • 八房「伏姫たんhshs」
    伏姫「くんな犬っころ」
    八房「こうなったら気合で伏姫たん孕ませる」→懐妊
  • 伏姫「犬の仔とかやだやだ嘘嘘。獣姦なんかしてない。私は処女。証拠見せる。」
    →割腹くぱぁ。
  • 腹の中から謎光ぴかー。
    伏姫の数珠ぱーん。
    仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の文字入り大玉だけ八方に飛び散る。
  • 8つの玉はそれぞれ様々な経緯で8人の若者の手に。(八犬士)
  • 生まれも育ちも別々な8人の若者、最初はいざこざもあったけど最後には「俺達は仲間だ!」
  • そいでもってそりゃもういろんなことがあったけど、それは全部、死んだ玉梓の呪いのせいだった!
  • みんなで力を合わせて、ラスボスも撃破!ラストバトルも勝利!
  • 八犬士はそれぞれ里見家の姫と結婚して重臣になる。
  • 月日は流れ、年老いた八犬士はみんなでお山にこもって仙人になる。
  • 八犬士のいなくなった里見家は滅亡しました。めでたしめでたし。
まぁこんな感じ。ものすごく大雑把wwww


絶妙なフィクションと史実の融合。
そしてキャラクターの魅力。
さらには複雑に絡み合った因縁。当然、江戸時代の当時も、刊行されるや否や、即ベストセラーとなりました。
まだ完結してないうちから歌舞伎になり、浄瑠璃になり、常磐津になった。これは今と変わりませんな。マンガ連載中にアニメ化されるようなもん。
主役を張った歌舞伎役者はたちまち人気役者になり、その錦絵は飛ぶように売れ、挿絵をつけた浮世絵師はたちまち人気絵師になる。この辺も今と変わんない。
人気のあまり、風呂屋の暖簾にまでなったとか。グッズ展開ですな。
歌舞伎の評判が上がると、新刊待ってらんないんで、オリジナル展開の歌舞伎が上演されたりもする。これも今で言う、いわゆる、アニメオリジナル回という奴ですな。
そして、ちょっとでも連載滞ると「さっさと続き書けや、殺すぞ、ゴラァ!」みたいな脅迫まがいのファンレターが来るなんてところも今と全然変わらない。
八犬伝ファンが房総へ聖地巡礼ツアー組んだりなんかするのも今と変わらない。

その一方で馬琴さんのほうは超大変。
何しろ長期連載。
長期も長期。なんと連載期間28年。全98巻106冊。こち亀か。
実は長期過ぎて最初と後で設定違っちゃってるとこもあったり、ちょいつじつま合わなくなったりしてるとこもある。
(八犬士はそれぞれ体のどこかに牡丹のような痣があるという設定なのだが、前半と後半で痣の場所が変わってるキャラとかいる。)
後半の執筆は馬琴さんが失明したため、息子の嫁に口述筆記させていたというから尚大変。
あげく、馬琴さんの嫁が息子の嫁に嫉妬しちゃって家庭内はそりゃもう大変。
修羅の家か。
そんな環境で連載完結した馬琴さん、ちょうえらい。
風呂敷広げっぱなしで畳めなくなった長期連載マンガとかも多いのに!(誰とか言わないよ。言わないよ。ためしに【風呂敷畳めなくなった漫画】でぐぐったらいっぱい出てきたさwww)

実在の人物が山ほど出てきて、わりと書きたい放題書かれてる感のある南総里見八犬伝ですが、全巻刊行されたところを見ると、たぶん、当時、馬琴さんのところに関係者からのクレームとかは来なかったんでしょうね。
やはり改易された一族だからでしょうか。
(実在の里見家は江戸時代初期の1614年に実質改易されています。「南総里見八犬伝」初刊の刊行は江戸時代後期の1814年。同じ江戸時代と言っても馬琴さんからすれば200年も前に滅亡した一族という認識だったでしょうね。)

ちなみに、同じように実在の人物を題材にして同じ頃に上演された「鍋島の化け猫騒動」は、すぐに舞台となった鍋島藩から苦情が来て上演中止になっています。


そんな大変さを乗り越えて完成させた「南総里見八犬伝」。
そりゃもう売れた。売れに売れた。
そして当時も売れまくった八犬伝は、1814年の刊行開始から数えてちょうど200年たつ現代に至ってもまだ根強い人気があります。
いまだに歌舞伎の定番演目でもあるし、映画にも演劇にも数え切れないほどなっているし、定期的にドラマ化されてもいる。
モチーフになったアニメなんて数知れない。
南総里見八犬伝の原作を読んだことがないという人も、ドラマとかマンガとかで見たことある人も多いと思うし、それすらも見たことがないという人でも、八犬伝をモチーフに作品はなにかしら目にしてるはず。
だって、かのドラゴンボールだって、主人公の名前のせいで三国志モチーフだと思われがちだが、7つの玉を捜して旅するって明らかに八犬伝モチーフ。
かの某やんごとなきサーヤ様がおはまりあそばされてコミケ参加あそばされたとの伝説もある、サムライトルーパーだって八犬伝がモチーフ。
おまけに、たしか何かちょうど今、まさしく八犬伝の名を冠したちょっと腐っぽいアニメがやってたはず。見てないから詳しくは知らんのでごめんなさい。

ぶっちゃけ日本の文学界を紐解いてみても、こうまで時代を超えて愛されている作品って比類ないと思うし、あらゆる意味で日本が誇る文学作品の一つだと思います。



・・・と、ここまで、八犬伝めぐりにはふれもせずに、ただひたすら南総里見八犬伝という作品そのものについて長々としつこいくらい記述してまいりました。
なにゆえこんなにもくどく書き連ねたかと言うと、とにかく南総里見八犬伝という作品の凄さ、偉大さというものを知ってもらいたかったから。
そして、それなのに、ああそれなのに、と後述していきたかったから。


この作品にはまった人は、たぶんだれもが、この作品を、里見家が治めていた館山藩の人たちは、そりゃもう誇るべき! と、思うと思う。少なくとも私はそう。・・・・だったんだけれども。

八犬伝ムッハー!みたいな気持ちで南房総に行くと、正直、地元との温度差?みたいなものにあっけに取られるというか。
ぶっちゃけ、あんまり八犬伝的には盛り上がってないんですよ。南房総。
里見八犬伝押しで観光に行っても、今ひとつ感が拭えない。

なんかね、なんかね、なんかね、こう言ったら南房総の人怒るのかもしれないけど、・・・あんまり、南房総って八犬伝、大事にしてないよね・・・?

そんなことよりお花綺麗でしょう?とか、そんなことより海綺麗でしょう? とか、なんつーか全体的にそんな感じ。
なんでだろう。八犬伝なんていまさらめんどくさいとか思ってるのかな。

八犬伝ってそもそも刊行当時の江戸時代からミーハー人気が凄まじい作品なんだけどね。
むしろミーハー人気だけで200年変わらぬ火力を保ってるという、日本文学史の上でも稀有にして偉大な作品なんだけど。


ちょっと、南房総はあんまり八犬伝大事にしてない感ありあり、については、おいおい語っていきます。
とにかくちょいちょいそう思うことが多かったので。

それでもがっつり里見を堪能してきたので、その一日を追っていきたいと思います。



前置き長し。
息子の中学説明会に行く。
上靴と通学靴とレインコートと自転車ヘルメットの販売もあったのだが、
通学靴はサイズがなかった… 28cmだもんなぁ… でかいわ!

そして自転車屋は説明会の途中で勝手に帰った。
え、まだ買ってないお母さんいっぱいいるんですけど状態。
おーまーえー殿様商売やってんじゃねぇぞー
去年の年末からこっち、いろいろばたばたしてて、子供達をどこにも連れて行ってやれなかったので、
ちょっと近場にお出かけしてみました。

御宿・月の沙漠公園
なんか、公衆トイレの脇に謎の蛇オブジェ。
意図がわかんなかったけど、まぁ今年の干支なんで写真とっとく。


月の沙漠公園の砂浜にある、王子様とお姫様の像。
改めて「月の沙漠」という童謡の歌詞をじっくり考えてみたけど、いいねぇ。これは。

  1. 月の沙漠を はるばると 旅の駱駝(らくだ)が 行(ゆ)きました
    金と銀との 鞍(くら)置いて 二つならんで 行きました


  2. 金の鞍には 銀の甕(かめ) 銀の鞍には金の甕
    二つの甕は それぞれに 紐で結んで ありました


  3. 先の鞍には 王子さま 後の鞍には お姫さま
    乗った二人は おそろいの 白い上着を 着てました


  4. 広い沙漠を ひとすじに 二人はどこへ 行くのでしょう
    朧(おぼろ)にけぶる 月の夜(よ)を
    対(つい)の駱駝は とぼとぼと 砂丘を越えて行きました
    黙って 越えて 行きました

潔いほど、「情景だけ」なんだよね。
背景が全く語られてない。
だから、この王子様とお姫様がどうして二人でらくだに乗って旅をしているのか全くわからない。
わからないにもかかわらず、美しい異国情緒の光景だけは鮮烈なほどに脳裏に焼きついてくる。
つくづくと美しい詩だねぇ。

で、まぁ、こういうところに子供を連れて行くと、子供に聞かれるわけだ。
「ママ、王子様とお姫様はどこにいくの?」
小学4年の娘も聞いてきましたよ。
なわけで、ママは一生懸命考えなきゃいけないわけだ。
「そうだねぇ。どこに行くんだろうねぇ。」
でも、歌詞を何度読んでも王子様とお姫様がどこに行くか書いてないわけだ。
だって歌詞だって「どこに行くのでしょう」とか聞いてきてるもん。

でも、その少ない文の中で書かれていることもある。

「はるばると」「広い砂漠を」「とぼとぼと」「黙って越えて」
これらの単語から、この二人は長い長い道のりをずいぶんと長い間旅をしてきたらしいことが伺える。
なんかもう疲れきっちゃって会話もないんだろうな、って感じがする。
ちなみに、表記が「砂」漠ではなく「沙」漠なのは、水分を含んだ砂、つまり海岸の砂浜をモチーフにしているからだそう。

おそろいの白い上着を着ているってことは、婚礼衣装?
でもお嫁入りでらくだに乗ってるんだったら、お供とか護衛とかつかないかしらん。
お供もなく二人っきりで広い砂漠を疲れきって旅をしている…。あら、もしかして、逃避行とかだったりするのかな。駆け落ち?
いや、かけおちならもうちょっと取るものも取りあえずのような気もする。
この二人は衣装もおそろいだし、金目のものも持っているようだし、準備はよさげ。

それとも本当はお供がいたけど、何らかの原因ではぐれたとか。
途中で盗賊に襲われたとか。
いや、襲われてたらもっと必死で逃げるよね。
この二人はとぼとぼしてるとこからして追われてはいなさそうだ。

おそろいの上着、にこだわって、おそろいを着るといえば、兄妹。
実はこの二人は兄と妹。
国で、何かクーデターみたいなのが起こって、ええと、悪い大臣とかが王と王妃を謀殺。
残された二人の子供達は、砂浜を越えた大国に逃げるor助力を請いに行く途中。とか。

いやいや或いは、この兄と妹は、小国の王子と姫で、
隣の大国の皇帝に妹姫を嫁がせなければならなくて、
でも結婚とは名ばかりで実は人質も同然の政略結婚で、
大国の指図で、故国の従者は一人もつれてきてはならんとか言われちゃって、
兄王子が、ならば私が妹を守りながら隣国まで参ります、とか言っちゃって、
二人で旅をしている。とか。

そんなことをいろいろと娘と妄想していたのでした。妄想楽しい。


ちなみに、さすがに娘に対しては垂れ流しませんでしたが、
私の脳内では、
実はお姫様は女装した男。この国の末王子。
王子様は隣国の皇太子。
二人は幼馴染。
国でクーデターが起きそうになる。国王軍はそれを把握している。
どうやら厳しい戦いになりそうなので、末の王子だけは何とか逃がそうと、隣国を頼る。
隣国の皇太子は、王子を自分の妹姫であると装って国を脱出。
とか、
女装した王子とその従者
とか、
女装した王子と兄王子
とか、
実はお姫様は女装した王子妄想が駆け巡っていたのでありました。


旦那様には「今日も君はほどよく腐ってるね」と言われましたwwww




ちなみにこの日は、勝浦の海中公園にも行ったよ。
はこふぐ

白子神社(しらこじんじゃ)は、千葉県長生郡白子町 関(上総国長柄郡)にある神社。
旧社格は郷社。

白蛇をご神体として奉る神社として知られる。
大国主大神を主祭神とし、大日霎大神と月読大神を配祀する。

永承3年(1048年)、八斗村太夫野に大国主大神を勧請し奉祭したことが当社の創祀という。
その後、大治元年(1126年)里人が海岸で潮を汲んでいると南方沖より白亀が漂着し、その甲羅の上に白蛇がわだかまっていた。
霊感を感じた里人が「神様ならお登り下さい」と潮汲みの柄杓を差し出すと柄を登ってきたので、これを神と崇め八斗村太夫野の社へ合祀したと伝えられている。
久安3
年(1147年)に現鎮座地の関へ遷祀し、治承元年(1177年)千葉氏の祈願所と定められ、宝永5年(1708年)には正一位の極位を授けられ白子大明神の社号を賜った。
近世南白亀郷12ヶ村の総鎮守であり社号は白子町の町名の起こりである。

宝暦12年(1762年)再建の現本殿と、矢大神(随神像)は、白子町の有形文化財に指定されている。また境内の樹木群は白子町の天然記念物に指定されている。

当社には春祭の主要儀式として五穀豊穣と産業隆昌を祈願する御田植祭が伝承されている。
春祭の当日午前に本殿祭が行われ、午後から田植式典が始まる。
神田に見立てた大太鼓を、氏子総代人が囲むなか、神主・田耕人・早乙女・田植歌手・牛子たちが、稲田の種まきから田植えまでの所作を古式ゆかしく演じるもので、
屋内で行われる珍しい予祝神事であり、当社と氏子が伝統を守り白子町の無形民俗文化財に指定されている。

(wikipediaより引用)


というわけで、今年のお年始は白子神社に行ってきました。
今年は巳年ということで、蛇を御神体にしている神社として、新聞に白子神社が紹介されてたんで。

ちなみに九十九里を流れる南白亀川の名前の由来は、上記の白蛇を乗せた白亀が南方より流れ着いたという伝説によるものです。

で、ここの神社は、本殿の他に分社がいくつかあって、その中に面足神社がある。
面足尊を祀ったものなんだけど、そこに思いっきり「イケメン様」とか書かれててドン引くwwwww
なんかお参りするとイケメンになるらしいっすよ。
でもイケメン様てwwwwww

お守りの中に美男美女守りとやらもあるらしいが、見つけられなかった。
ちくしょう。私には分不相応ということかーーーーー!!

 白子神社のお手水舎。
一般的なものは龍の口からお水が出ているが、ここのは蛇さんを乗せた亀さんになっている。
手を清めるついでに亀の頭をなでていく参拝客多し。

やだ・・・亀の頭だなんて・・・ひわい・・・
賀正
すごい勢いでブログ放置してました。
あけましておめでとうございます。
新しい年が明けましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は、去年は年末にちょっといろいろなことがありすぎて、新年明けたらボーっとしているという有様です。
今日はもう動かない。絶対動かない。全力でぼーっとしてやる。

あんまり家の事は書かないようにしようとか思ってるんですが、そうすると書くことがなくなっちゃうんで、おまけに、なんかプライベートの友達もここのブログ見てるらしいんで、ちょい去年の年末からの近況を列記しておくと、

・5年前子宮頸がんをやった姑が、こんだ胃がんになった。
・12月に入院して手術した。
・クソ舅は入院も手術も退院もこっちに丸投げ。自分の嫁なのに!
・姑は退院したけど、3ヶ月はおかゆで6回食。
・手術は成功したけど、生まれてこの方大病したことのない姑の心が折れる。
・そんな姑にクソ舅が暴言のモラハラ。

そんな感じです。
えっと、今日は元旦なんですが、家に病人がいるので正月はなしにしましょうといったにもかかわらず、クソ舅のクソ親戚は、明日うちに来て酒飲む気満々らしいです。病人の枕元で!
い ん し ゅ う ん て ん で じ こ っ て し ね ば い い の に

元旦から毒吐きまくりで嫌ですね。

そのほかの近況というと、パソコンを買い換えたらプリンターがWindows7に対応していませんでした。
そのことに気がついたのが12/29でした。
大慌てでプリンターを買いにいったら、複合機が4980円でした。
あまりの安さにびっくり。
え、私、この、前のプリンター、たしか2万円くらいで買ったのに。

そんでその4980円のプリンターを即行で買って年賀状を印刷して出したのが12/30の夜だったんですが、はたして今日ついたんだろうか。



えーとあとはー、んー・。
あ、サイトの事なんですけど、たぶん今年もつつがなく放置です。
もう堂々と放置宣言します。
閉鎖の意思はないんですが、統合してオリジナルのサイトとかにしてしまうかもしれないような気はしています。
オリジナルで何かやっているのかと聞かれるとやってるようなやってないようなという感じです。
トップページから隠しページを探していただけるとなんか変なものを見つけるかもしれません。
そんなようなことをまったりとやったりやらなかったりしています。

7月くらいに、拙作「久遠に白きなんちゃら」の続きをあらすじ形式で載せて無理やり完結させたんですが、
自分的にはスランプとジレンマの果ての苦肉の策だったんですが、意外と好評だったので、
この形でよければほかの連載中途作品も始末をつけてしまいたいと思っています。
次は「団地妻」かなと思ってたんですが、リクエストは「美女と魔獣」と「エルフ」が多かったので、たぶんそのどっちかになるんじゃないかな。
まぁ、いつ書けるかはわかんないですけども。


あと、実はここ5年ばかりショタ萌えなんですが、リアルで息子がいる身では「ショタ好きです」とかいうと、
なぜか実在の私の息子の身を案じてくださる方とかいらして、
萌えは二次元にのみ発露する当方としては、失せろ三次元といいますか、なんかもうくたばれあぐねす的によによ感があったんですけど、
その息子も今年の4月には中学生になるうえに、身長は170に手が届きそう、ということで、
誰がどう見てもショタとはかけ離れてきたので、これで安心してショタいぇーいとか人前で言えるかと思ったんですが、
人としてやめれと最愛の夫に言われたので、今年も脳内のみでショタを愛でようと思っています。
実在の未成年にはかけらも興味はありませんので皆さんご安心ください。

ええと、何の話だったかな。
あ、年始のご挨拶だった気がする。

そんなわけで今年もよろしくお願いします。

パソコン変えたらいろいろ設定変更があって慣れなくて戸惑っていたよ
あと、ここのログインパスワードもわかんなくなっていたよwww

とりあえず私は元気です。


ふくふくの美人さんに育った。
…が、ちょっと太ってきてないか? エサやりすぎじゃないか?

変だ。エサ係は娘だけのはずなのに、エサの減りが早い…。
誰かこっそり勝手にやってるな…
容疑者は舅だな。
現状のタワーがあまりにも旧式になってきて、パワー足りなくてソフトは動かないわ、動画は見れないわ、そのくせ消費電力でかいわなので、ついにノートにした。
あんなにノートなんて買わないと言っていたのに。
しかも今のノートと来たら全然タワー並みのスペックもってやんの。ちくしょう。

で、OSがWindows7になりました。
しまった。今まで使ってたソフトの大体が使えねぇや。




はて。
6月にうちの納屋の床下で生まれた5~6匹のうちの1匹がいついたのかしらん。
気がついたらなんか庭でよく見かけるようになった。

すげぇ痩せっぽちだから、他の家で飼われている猫が来ているわけではない…と思う。

基本、ここいらへん農家だから、猫には寛容な上に首輪とかしないからなぁ。わかんねぇなぁ。
でもたぶん、飼い猫じゃない。
だってがりっがりだもん。


…飼うか? 飼っちゃうか?
地震
昨日(っていうか今朝の未明?)、強めの地震があったらしい。
千葉県結構揺れたらしい。
離れ居住の舅は、離れが潰れるかと思ったらしい。
出張行ってる旦那は今朝がた慌てて電話してきた。


うん。
嫁は全然気づかず寝ていたよ!
前回の投稿、尻切れトンボなのは、メールを打ってる途中でうっかり寝落ちしたから?
ほんとは羽州街道とか萬蔵稲荷神社とか七が宿とかの話を書きたかったのにー
とりあえず、疲れがとれたらゆるゆる書くかも。
プロフィール
HN:
玉撫子薫
性別:
女性
職業:
腐れ専業主婦
自己紹介:
仙台市出身。千葉県在住。
旦那様と息子と娘と猫3匹。
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